議事録・文字起こしAI

文字起こしの精度が上がる録音のコツ7つ(AI議事録の前にやること)

AI文字起こしが使えないと感じるとき、原因の多くはツールではなく録音の側にあります。どれだけ精度の高いエンジンでも、声がかぶって雑音が乗った音声は正確に起こせません。逆に録音さえ整えれば、無料のツールでも十分実用になります。

新しい機材を買う前に、まず音を整える。ここでは会議やインタビューで精度を落とさないコツを挙げます。

なぜ録音で8割決まるのか

文字起こしがやっているのは、音の波形を言葉に当てる作業です。入力がきれいなほど当たります。話者がかぶる、エアコンが唸る、マイクが遠い。この3つが重なると、どのツールでも崩れます。先に音を直すほうが、ツールを乗り換えるより効きます。

録音のコツ

  1. マイクを口に近づける。ノートPC内蔵マイクは1.5メートル離れると一気に落ちます。クリップマイクか卓上マイクを話者の近くに。
  2. 一人ずつ話す。かぶり発話は、話者分離も文字起こしも一番崩すところ。司会が交通整理するだけで変わります。
  3. 雑音源を切る。エアコンの真下、換気扇、PCのファン。録音前に無音で5秒録って、ノイズの量を確かめる。
  4. 固有名詞を冒頭で共有する。社名・製品名・略語を最初に一度はっきり言うと、要約での取り違えが減ります。
  5. オンライン会議は全員の環境を揃える。1人がイヤホンマイク、1人がスピーカー越しだと、後者だけ崩れます。
  6. できるだけ高音質で録る。圧縮しすぎた音声は後から戻せません。
  7. 大事な会議は二重で録る。スマホのボイスメモを保険に回せば、本録音が失敗しても拾えます。

それでも崩れるとき

被り発話や専門用語が多い会議は、録音を整えても限界があります。そこはツールの相性で差が出ます。日本語と固有名詞に強いか、話者分離が実用に足るか。整理はAI議事録ツールの選び方にまとめました。

会議室での対面や、PCを開けない場面なら、専用のAIボイスレコーダーという手もあります。録音そのものの質が上がるので、文字起こしも安定します。比較はAIボイスレコーダーの選び方へ。

まとめ

精度の話になると、つい「どのツールが優秀か」に向かいます。でも先に効くのは録音です。マイクを近づけて、一人ずつ話して、雑音を切る。この3つだけで、手元のツールの精度が変わります。